あっちこっちの空模様

あれこれ適当に綴ります

拘束とパスラインディフェンスでリオ決定の水球日本代表!

ポセイドンジャパンこと水球日本代表が

ロサンゼルスオリンピック以来

実に32年ぶりとなる

リオデジャネイロオリンピック出場を

決めました!

 

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1996年アトランタ、2008年北京では

実力差がありすぎて

参加しても出場権を得られないと判断され

最終予選出場すら見送られた

苦い経験がありました。

 

今回もアジア予選で勝てなかった

水球女子日本代表は来年3月の

世界最終予選出場を見送られています。

 

世界選手権で出場16チーム中15位だった

からとのことです。

 

 

マイナースポーツであるがゆえの厳しさです。

 

 

 

☆☆日本代表を強くした戦術☆☆

☆☆『パスライン・ディフェンス』☆☆

 

通常、水球ではゴール前を5人が固める

ゾーンディフェンスなのだが、

パスライン・ディフェンスは

キーパー以外は誰もゴールを守らず、

1対1でディフェンスするという

世界にも例をみない初めて戦術です、

 

当然、選手達からの反発もありましたが、

 

それまで明らかにシュート数が少なく

積極性に欠けると判断した

大本洋嗣HCが日本の強みの

 

スピードと機動力を活かし、

攻撃に繋げるための守り方として、

 

選択した戦術なのだと

選手達を説得しました。

 

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確かに、世界より身長で15センチ低く

体重で20キロ軽い日本代表が

 

まともに守り、まともに攻めていても

勝機が薄いのは明らかです。

 

それを打破するために

代表チームで

パスライン・ディフェンスを導入したのは、

理論的に良いと分かっていても、

大変勇気のいる選択だったことでしょう。

 

 

☆☆地獄の合宿☆☆

 

アジア予選前の2ヶ月間、

代表選手を缶詰状態にして、

一切家に帰さず、

 

国内、グアム、ハンガリー、オーストラリア

などで合宿しています。

 

海外合宿から帰っても、

空港にバスが待機して、

そのまま国内合宿!

(まるで電波少年の拉致状態^^)

 

という繰り返しを2ヶ月間ぶっ通しで

敢行しています。

 

 

 

 

温厚そうな大本HCが心を鬼にして、

選手達を鍛え上げたのですね。

 

選手達もよく頑張りました。

 

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2ヶ月間の合宿中、完全オフは無し!

 

午前中に1万メートルの泳ぎこみ!

 

ウェイトトレーニングなど1日8時間!

 

2ヶ月合宿だけでなく、

1年の半分は合宿!

 

 

ラグビー日本代表もゴリゴリに鍛えられ

ハードなトレーニングが、

実を結んで

話題になりましたが、

 

ポセイドンジャパンも甲乙つけ難い

鍛えられ方ですね。

 

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水球リオ五輪出場国は

現在6チームが決定。

 

日本            (15位)

セルビア    (2位)

クロアチア(4位)

ブラジル    (19位)

アメリカ    (6位)

ギリシャ    (8位)   カッコ内は世界ランキング

 

開催国のブラジル以外は全て上位国です。

 

 

更に、6ヶ国が加わり、計12ヶ国で争います。

 

パスライン・ディフェンスがガチっとはまれば

上位国相手でも

面白い試合になりそうですね。