杜の隈さんでA案(え〜やん)!新国立競技場デザインが決定!
メインスタジアムになる
新国立競技場のデザインが決定しました。
A案、B案の2つに絞られていましたが、
A案の「杜のスタジアム」
「木と緑のスタジアム」(コンセプト)に
決定!
建築家・隈研吾さんのデザインで
大成建設らとともに提案されたものです。
B案も同じ名前で「杜のスタジアム」
コンセプトは 21世紀の「新しい伝統」
となっており、
建築家・伊東豊雄さんのデザインで
竹中工務店らとともに提案されていました。
遠藤五輪担当相が
「A者610点、B者602点との報告がありました。
A者が優先交渉権者になりました。
共同体であります」
と発表しました。
A案の木材をふんだんに使ったデザインが
神宮の杜の環境に配慮したものと
評価された形となりました。
建築家の隈研吾さんは環境の中で
建造物が主張し過ぎないという意味で
「負けるデザイン」を
提唱していることから、
如何に環境に溶け込むかを考えている
建築家のひとりです。
ただ、木をふんだんに使ったデザインと
緑を多量に配置していることから、
維持費がかかるという
マイナス面もあります。
緑の専門家を置いて、
緑の維持・管理、虫や鳥の対策などで
維持費がかさみ、
以前の国立競技場では10億円以下だった
年間維持費の3.2倍以上の
32億円が掛かるといわれています。
ザハ氏のデザインでは建設費の高騰が
撤回の一番の理由でした。
建築費においては基準となる
1500億円以下を満たしていますが
今後は維持費が論点になる可能性が高いです。
維持費縮小の対策をどのように講じるかが
今後の課題となってくるでしょう。
個人的には、資材費、人件費の高騰により
高くなったといわれる建築費の基準を
1500億円以下に設定した時点で
「高すぎだろ!」と思ったのですが…。
東京五輪、新国立競技場建設費でJSCへ不信感。他の競技場はいくらかかったか? - あっちこっちの空模様
ちなみに、マスコミが行った世論調査でも
A案推しが大勢を占めていたことから
順当な結果だといえます。