あっちこっちの空模様

あれこれ適当に綴ります

幻冬舎社長 見城徹の仕事へのこだわりや考え方が「どM」としか思えない!

見城さんの簡単な年表

1975年 角川書店入社

  敏腕編集者として活躍

1993年 幻冬舎設立

 

「10年に1冊ミリオンセラーを出せれば良い」

といわれる出版界で

幻冬舎は18年で16冊のミリオンセラー!

(2011年まで)

 

 

寝室は唯一の安息の場ということで

仕事から帰って2時間くらい悶々として

1日を振り返りながら

考えてると眠れなくなるそうです。

考えなきゃいいけど

考えちゃう性質なのだとか。

 

編集者は作家をどう刺激すれば書いてもらえるか?

を常に考えていて

憧れの石原慎太郎さんと仕事をするために

石原さんの2作品を全文暗記して

本人の前で暗唱してみせ

その熱意で口説き落としたそうです。

 

慎太郎さんから見た裕次郎さんを綴った

「弟」を上梓

130万部のミリオンセラーになりました。

 

角川書店時代、

本を書いてもらうのは到底無理といわれた

尾崎豊オファーした時

尾崎の下には既に6社からの出版依頼があり、

突然暴れだしたり泣いたりする

アーティスト特有の情緒不安定さにめげず

夜中の呼び出しにも応じるなどで

尾崎の信頼を獲得している。

 

尾崎が書いた6冊の本は全て見城が編集している。

 

 

 

見城さんは手帳で一日のスケジュールを確認して

憂鬱なことが3つ以上ないと「大丈夫かなぁ」

「スムーズにいくのはかえってまずい」

と思っています。

ひとときも安心できない人で

苦しいこと嫌だな憂鬱だなと思うことがあって

初めて結果が出る。

ちゃんと向き合ってる感じがする。

苦しんで苦しんで苦しみ抜いた果てにしか何かは掴めない。

 

 

結果も出ないし新しい風景にも出会えない

苦しんでたらもっと苦しめよ。

そんな苦しみ方じゃ駄目だろう!

 

 

この世のあらざるものをどう作るか

というのがエンターテイメントの基本だと思う。

 

この世にない光景が現出したときに

大衆は熱狂するし興味をそそられる。

 

昔から苦しい方へ不可能な方へ

体をよじっていく

じゃないと面白くない。

 

常にもがいていたい

常に苦しんでいたい。

 

(自分の人生を)成功だと思っていない。

結果は死の瞬間にだけ来る。

死の瞬間にかすかに笑いながら死んでいきたい。

そのためには苦しむだけ苦しみたい

苦しまないと結果は出ない。

最期に後悔しないように今を生きようと思う。

そのためには苦しまなければ僕は面白くない。

 

見城さんが面白いと思うこととは?

不可能だと思う事を

圧倒的努力でやりぬいて

見事に鮮やかに結果が出た時。

 

 

見城さんの圧倒的な努力と熱量は

人一倍どころか人三倍の

慎重さと気の小ささから生まれる

エネルギーにみえます。

 

そんな人間臭さが

見城さんの魅力で、

いろんな人々を寄せる力なのだと思いました。