あっちこっちの空模様

あれこれ適当に綴ります

鳥人ブブカを超えた男。棒高跳び世界記録保持者 ルノー・ラビレニ

男子棒高跳びの世界記録といえば、長年セルゲイ・ブブカ(ウクライナ)が保持していました。

 

そのブブカが1993年に作った世界記録6m15cmを破ったのが、

2014年2月15日に6m16cmを跳んだ

ルノー・ラビレニ(フランス)です。

ウクライナドネツクでの大会で記録したのですが、

会場にはブブカ氏もいて、本人の目の前でのブブカ超えでした。

(両記録とも室内記録で屋外の世界記録はブブカの6m14cm。

棒高跳びは風の影響を受けやすい為、室内の方が記録が伸びやすいと言われる)

 

ルノー・ラビレニは1986年生まれで

身長177cm 体重69kgと

アスリート時代のブブカと比較すると

身長マイナス6cm 体重マイナス11kgとともに劣っています。

 

体重に関しては、高く跳ぶ競技で少ない方がいいので優ってるといった方が良いかもしれませんが、

身長は高い方が断然有利なので、6cmのハンディを覆したのは大したモノです。

 

 

 

 

 

 

その時の動画がこちらです。

ドネツクの大会でのルノー・ラビレニ全試技が収録されています。

www.youtube.com

 

8分54秒 世界新記録樹立直後にスーツ姿でひときわ体格の良い男性がセルゲイ・ブブカ氏です。

 

新記録樹立後に更なる記録を狙い、失敗して手前に跳ね返されてますが、

棒高跳びでは高くなればなるほど、ポールの長さや硬さ(硬ければ反発力が増す)を変えます。

当然長く硬いポールが好記録につながりますが、危険を伴います。

動画のラビレニも足を気にしているので、痛めたようです。

 

記録の良し悪しに関わらず、おそらく棒高跳び選手だった人で競技中に恐怖体験をしたことがないという人はいないはずです。

 

つまり、棒高跳びの世界記録は我々の想像を絶する危険と背中合わせなのです。

 

世界陸上ではその辺りの選手の葛藤も想像して観ていただくと、

より楽しめると思います。

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