東京オリンピックの問題に思う
2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の中村英正企画財務局長は9日、大会全体の開催費が当初見込みの約3倍の2兆円程度に膨らむ懸念があることを明らかにした。東京都内で民主党が開いた公共事業再検討本部の会合で述べた。
五輪招致時の立候補ファイルでは、組織委や東京都などが支出する開催費は総額7340億円とされている。中村局長は、ロンドン五輪の開催費も招致時の見通しから約3倍に膨らんだことや、競技場などの建設費が高騰している現状を踏まえ、「7340億円が3倍ぐらいになる可能性はあるのではないか」と語った。その上で「トータルコストが高くなって大会への信頼が失われることをわれわれは最も危惧している」とし、運営費などの削減に力を入れる姿勢を強調した。 (2015/09/09-11:39)
時事ドットコムより
北京オリンピックで顕著でしたが、オリンピックバブルが開催後はじけて景気が下火になる現象が大いに想定できる数字だと思います。
開催後ならまだいい方かもしれません。
私は、開催前にはじけると予想します。
はっきり言って今後税収がどれほど伸びるでしょうか?
1年半後に消費税10%にする予定ですが、
それも安保法案が通ると、自衛隊の強化や活動費にはそれ以上が割かれることになるでしょう。
今の経済成長も、安倍政権発足からなんとなくアベノミクスへの期待感が高まったのと、オリンピック前の建設ラッシュによる一過性のもので
実体経済として大きくなってはいません。
東京オリンピックまであと5年も続くとは思えません。
現に、建築関係と投資家以外で景気がよくなったなんて全く耳にしません。
経済活動活性化のために箱物を増やす土建国家のやり方は、
先進国では今や古い考えとみんなが気づき始めています。
だいたいゆるやかでも常に右肩上がりの経済成長し続けるなんて無理な話です。
私は今後、経済成長ではなく、いかに弱者を平均的なレベルまで押し上げるのかが必要になると思います。
経済成長なく(お金の総量は変わらず)
↓
弱者を引き上げる
ですから、持つ者が持たざる者に与える、施すというのが常識的にならないと
新たなステージには立てないと思っています。
ボランティアや、それを促す社会のしくみづくりが今後求められると思います。
そしてみんなが知恵を出し合って、今の小忙しい世の中を打破するべきだと思います。